皆さん、こんにちは。
韓国語教師のキョンアです。
今回は韓国語を全く知らない方々のための超入門講座です。
全く初めての人を韓国語では[왕초보](ワンチョボ)と言います。
왕(王)+초보(初歩)=왕초보
今日はその [왕초보] のためにハングルの文字から勉強したいと思います。
もくじ
한글(ハングル)の한(ハン)という文字は大きい、偉大という意味です。
글(グル)というのは文字という意味になります。
つまり、한글(ハングル)とは「偉大な文字」という意味になります。
まずハングルを覚えるには基本子音14個と基本母音10個を覚える必要があります。
ハングルの文字というのはこの子音と母音の組み合わせで構成されるものです。
24個のパーツを覚えることで140個の文字を読めることになります。
すごくないですか?ㅎㅎㅎ
それでは、さっそく始めてみましょう。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ |
ㅏ | ㅑ | ㅓ | ㅕ | ㅗ | ㅛ | ㅜ | ㅠ | ㅡ | ㅣ |
あ | や | お | よ | お | よ | う | ゆ | う | い |
まずは、基本母音です。
皆さんに分かりやすくひらがなで表記させていただきましたが、
同じ発音の文字がいくつかありますね。
日本語で表す時はこういう風になりますが本当は違う音なんです!
そこが今日のポイントです。
③ [ ㅓ ] 、⑤ [ ㅗ ] は似てる発音ですが口の形が完全に違います。
[ ㅗ ] は口に力を入れて唇を前に突き出します。
日本語の[お]に似ていると言われてますが本当は日本語の [お] よりもっと唇をすぼめて突き出す必要があります。
その反面、③の[ ㅓ ]は力を抜いて口を開きます。
意識して発音すると正確な発音ができると思います。
特に、 [ ㅓ ] という発音は日本語にはない発音ですので常に意識する必要があります。
それと同じ原理が ④ [ ㅕ ] 、⑥[ ㅛ] です。
前の説明と同様ですが [ ㅛ] は唇をすぼめて力を入れて発音します。
日本語の[よ]よりもっと唇を突き出してください。
それに比べて韓国語の [ ㅕ ] は力を抜けます。
皆さん、いかがでしょうか?
難しいですが違いははっきりお分かりになりましたよね!
次は ⑦ [ ㅜ ] 、⑨[ ㅡ] です。
⑦の [ ㅜ ] は日本語の[う] に似てますが、
もっと唇に力を入れて突き出してください。
⑨の[ ㅡ] は力を抜けて唇を文字通りの形を作ってください。
ほかの母音は日本語のひらがなの表記通りで発音していいと思います。
母音の文字は天(太陽)、地、人の形をから由来された文字です。
例えば、『ㅏ(あ)』という母音の文字は、
『ㅣ(い)』+『・』=『ㅏ』
から成り立った文字です。
ここで、『ㅣ(い)』は「人」を表し、『・』は太陽を表しています。
この『・(まる)』はなんだろう?と思った方も多いと思いますが、昔は『ㅏ』の横棒を・(まる)で表現していました。
他も同じです。例えば、、、
『・』 + 『ㅣ』 =『ㅓ』
『ㅡ』+『・』=『ㅜ』
『・』 + 『ㅡ』+ =『ㅗ』
母音は陽母音と陰母音で分かれます。
陽母音か、陰母音かを判別するのは難しくありません。
人から見た太陽の位置によって、陽母音、陰母音どちらかを判別できます。
太陽が人の右側つまり、太陽が昇る位置それから真上にある時は明るいので陽母音と呼びます。(太陽は右(東)から登る)
例えば、[ㅏ](あ)というのは人が立っていて、その右側に太陽がある姿です。
右側は太陽が登る方向なので、明るいです。
なので、こちらの[ㅏ](あ)は陽母音です。
そして、 [ㅗ] (お)は地面の上に太陽があるという形から由来された文字です。
上側に太陽があると、明るいです。
なので、こちらの[ㅗ] (お)は陽母音です。
その反対で [ㅓ](お)とか [ㅜ] (う)は太陽が沈む側、地面の上ではなく下にある時は暗いので陰母音と呼びます。
陽母音はもっと高くて明るく、陰母音は低くて暗く発音するとすごくきれいな発音になると思います。
詳しい発音は動画で何度も復習しながら、身につけましょう。(後日Youtubeにて掲載予定)
それでは、次回は「基本子音」について勉強しましょう。